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庭と一体の設計

庭の存在が、住まいの価値を高める―「庭屋一体」という考え方

外観の雰囲気を最も左右するもの、それは庭(エクステリア)です。但し、これまでは家づくりにとって、庭とは建物予算を圧迫し、打合せの時間を必要以上に長引かせる「厄介者」とされることも少なくありませんでした。ハウスメーカーのなかには、顧客が工事を望んでも、自らの利益が増えることから「庭は後回しでも大丈夫です。そのぶん、建物にお金を掛けましょう」というトークを展開する営業マンもいたと聞きます。仮に施工したとしても、アルミのカーポートにコンクリートを打つくらい。建売会社の手掛ける分譲地を見れば、残念ながら植栽など1本もなく、似たような住宅が所狭しと並んでいます。緑の一切ない殺伐とした景観に、果たして「心豊かな暮らし」が望めるのでしょうか。それに過去を振り返れば、名だたる建築物や著名な旅館には、必ずと言っていいほど「素晴らしい庭」が存在しているのです。

 

外から「どう見えるか」だけでなく、室内にとっても庭は効果的です。植えられた木々は外部からの視線を遮り、窓からの美しい景色を作り出し、建築そのものの価値をより高めてくれます。例えば毎日の朝食時、窓から豊かな庭が眺められるのと、車のお尻しか見えない、もしくは人目を気にしてカーテンを閉めっぱなし…とでは、気持ちに与える「潤い」が大きく変わるでしょう。そもそも「家庭」という言葉は、「家」と「庭」で成り立っています。新芽が膨らみ、春の訪れと共に新緑に色づき、たくさんの花を咲かせて、秋の深まりと同時に少しずつ、裸木の美しい樹形が、その姿を覗かせていきます。一つの物語のような、四季の移り変わりに寄り添う暮らしこそが人の心を、感性を育ててくれるのです。

 

とはいえ、可能な限り、庭の手入れにかかる負担を軽くすることも重要です。そのためにも冬囲いが不要で、自然な樹形そのままで鑑賞できる樹種を選び、雑草対策としてグランドカバーとなる灌木や下草を繁殖させることも欠かせません。群栄美装の設計では、庭(エクステリア)を必須工事として捉え、「庭屋一体」の家づくりを基本コンセプトとしています。

➀開口部緑化率を最大限に

 窓に映る豊かな緑や花々は、心の「ごちそう」。周辺環境を含めた佇まいを観察して、借景となる庭・山・林があれば拝借することも。

②周辺環境に配慮

 外観において、硬い印象が強くなる角(カド)の部分に植栽を配置すれば、見た目が自然と和らぐでしょう。これらは通行人の視点から考えても優しい印象を与え、美しい街並みにも寄与することでしょう。

 

③ランドスケープデザイン

 設計においては、プランの初期段階から建物と庭のゾーニングを同時に行うことが、本来なら「当たり前」であるべきなのです。しかし今の世の中、上でも述べたように疎かにされてしまっているのが現状です。室内と庭の繋がりを大切に考え、長い時間を過ごす内部スペースと、そこに続く外部スペースを一つの視点から構成していくことで間取りに必然性が生まれ、「外」の存在が、より「中」の質を高めてくれます。

 

④自然な植栽

作庭の際、絶対に忘れてはならないのが、そこに住む家族の「管理意欲」を確認することです。積極的に手を加えて楽しもうとする人と、できるだけ管理が不要な庭を希望する人で、作り方は大きく変わります。恐らく多数であろう後者に向けては、自然な樹形そのままに鑑賞できる素材を中心に構成していきます。

 

 

株式会社群栄美装
〒379-2131
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TEL:027-266-9014
FAX:027-266-8116

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