自然素材を活かした家づくり
良質な自然素材の魅力を、五感で愉しむ心地よさ

その木材が持つ肌触り、心地よさ、香り。そこに住む人の五感をくすぐり、ストレスフリーな空間を実現するには、良質な木材が欠かせません。もともと「休む」という漢字は、「木と人が共にある」状態を表現したものです。帰ってくると、自然と心が安らぐ。ただ、その場所に居るだけで、心地よさを感じる家こそ、私たちの考える理想像です。
また、木材に限らず、石や土といった自然を感じる素材のテクスチャーには、人の心を揺さぶる力が秘められています。こうした素材たちを適材適所に据え、空間全体の品位を整えることこそに家づくりの深み、面白さがあるのです。ただ劣化していくだけの新建材(ビニールクロス・フローリング等)と違い、時間の経過と共に傷や汚れも味わいとなり、風合いを増し、美しくその表情を変えていく点も、豊かな魅力の一つです。
人の成長に寄り添い、家族の思い出を刻み、まるでアンティーク家具のように、いつまでも愛着の持てる住まいを、私たちと一緒に創りあげていきましょう。
➀脱・サイディング宣言!
群馬県の新築現場で用いられている外壁材の約8割は「窯業系サイディング」と考えられます。その理由は…
1.コストが抑えられる
2.工期が短縮できる
3.防火上の対策が簡単
建て主よりも、造り手側に選ばれているといえます。一方、デメリットとして…
1.既製品ゆえに味気なさ
2.色褪せ・劣化が避けられず、後々のメンテナンス費用の負担が大きい
この2点が挙げられます。水を吸うことによる冬の凍害を防ぐため、「窯業系サイディング」には塗装が施してあります。この塗装によって品質が維持されていることから、十数年サイクルでの補修工事が欠かせません。住宅ローンを抱えている人に、さらに100万円近くの負担を強いるのは困難です。ゆえに私たちは「建てるときのコストだけでなく、生涯でかかるコストをなるべく最小にする」という観点からサイディングに頼らない、かつ自然な風合いが楽しめる素材だけを使用しています。
○外壁材
1.ガルバリウム鋼板
2.板張り(杉・米杉・焼杉・レッドシダー)
3.塗装仕上げ(ジョリパッド)
②内装材:無垢フローリング
足触りが良く、冬でも足下から暖かさが感じられる素材。もちろん100%天然素材で、シックハウスの原因となる物質も含んでいません。一生涯、使える耐久性を備え、住むほどに表情が変わり、味わいを増す「経年変化」も特長の一つです。人が住むべき当たり前の素材として、私たちは無垢フローリングをご提案します。
(樹種はお施主様の好み・要望に応じて対応させて頂きます)


④健康住宅/群馬県産材
いくら安価でも、健康に害を及ぼす可能性のある素材や建材は一切、使用しません。私たちは常に健康かつ安心な家づくりを心掛けており、特に接着剤などシックハウスの原因となる揮発性有機化合物を含まない、良質な自然素材を推奨しています。
なかでも国内の森林資源を保全することにも役立つため、国産でも特に地元・群馬県産の木材を多用することは、家づくりに携わる者の使命だと考えます。木を深く知ることで、木を使うことの意味、大切さが自然と理解できるでしょう。

⑤造作建具・家具
引き戸や開き戸は、単なる出入り口ではありません。その空間におけるデザインの質を大きく左右する、最も大切な要素です。さらに内部の建具や扉をオリジナル家具と揃えると、より住まい全体に統一感が生まれるでしょう。例えばハウスメーカーで一般的なのは工場で作られる塩ビシート張りの建具ですが、仮にどれだけ間取りを工夫しようとも大量生産品であるがゆえに、例えばどこかで見たような「ありきたり」感が否めず、オリジナリティに欠ける恐れがあるため、使うことはありません。
また、下駄箱や食器棚、TVボード等も建具と同一のテーマに沿って、職人が手づくりで対応しています。一つ一つ、細部までこだわることができるため、照明器具と雰囲気を合わせたり、光や風に配慮したデザインも可能です。
一品生産の強みを活かした、オリジナリティあふれる自由な家づくり。お客様の「建てたい家」こそが、私たちにとっての「標準仕様」なのです。